やる気と自信を呼びさます 料理療法

料理療法 講演会・ワークショップのご案内

講演会(無料)

日時

日本語  4月12日(木)午前11:30〜午後12:30 (新さくら荘)

英語  4月19日(木)午前11:30〜午後12:30 (Kenko Wellness Lounge at Nimi Nikkei Home)

 

申し込み方法

電話604-777-5000 ext.2000(日系ホーム受付)またはsrhousing[at]nikkeiplace.orgよりお申し込みください。


ワークショップ(日・英 各4回)

参加対象

本ワークショップは認知機能の低下した方とその家族または支援者を対象としています。二人一組でお申し込み、ご参加ください。

日時

英語 5月 3、17、31日、6月14日(木) 午前11:30〜午後12:30

日本語 5月 10、24日、6月 21、28日(木) 午前11:30〜午後12:30

場所

日系ホーム内「健康ウェルネス・ラウンジ」

参加費用

一回$10(全4回$40)

申し込み方法

電話604-777-5000(日系ホーム受付)またはsrhousing[at]nikkeiplace.orgよりお申し込みください。

 

講師

明神千穂(みょうじん・ちほ)博士

近畿大学農学部食品栄養学科 講師

研究分野は栄養教育、調理科学。2006年より高齢者の料理活動に関する支援的研究に従事。

共著「やる気と自信を呼びさます 認知症ケアと予防に役立つ料理療法」(クリエイツかもがわ)


認知症のケアや介護予防に役立つと日本の高齢者施設で実施されている「料理療法」をご存知でしょうか?普段は椅子から動かずアクティビティに積極的に参加しない人が、まな板や食材が並べられ「料理の時間」になると私の出番が来たとばかりに身を乗り出し、見事な手つきで巻き寿司を巻く姿。実はこれは当地の日系コミュニティで行われているいきいきプログラムで料理療法を行ったときに実際にあったことです。日系シニアズ・ヘルスケア&住宅協会では、認知機能が低下した人の心身の健康を増進し、生活の質が向上すると期待される料理療法について学ぶ講演会とワークショップを療法の研究者である明神千穂先生をお招きし開催します。

料理療法の研究に携わっている近畿大学の明神先生は現在客員研究員としてUBC に在籍しており、日系コミュニティの役に立ちたいという先生の思いにより今回の講演会とワークショップが実現しました。開催に先立ち先生に料理療法のもたらす効果と魅力についてお聞きました。

料理で自信を取りもどす

日本では食材を丁寧に調理し、おいしく健康的な食事を家族に作り続けてきた主婦にとって、料理は単なる技術ではなく愛情表現でもあります。長年料理をしてきた人が歳を重ねるとともにキッチンに立たなくなったり、または危ないという理由から周りの人がその人を料理から遠ざけたりすることがあります。料理療法を実施したある施設では、自信を失い様々なことに受け身になっていた女性が、料理活動を通して自尊心を取りもどし、生き生きしている様子を目の当たりにしました。毎日家族のために食事を作ってきた人にとって料理は誇りです。そして作った料理を振る舞い「おいしかった。また作ってね。」と言われることも自信につながります。

手が覚えている

絵を描く仕事をしていた方が認知症になってからは施設でアートの時間になっても興味を示さず、絵筆も手に取らなくなったことがありました。ところがある日、きゅうりとまな板と包丁をその方の前に置くと自分からきゅうりを切り始めたのです。料理にはやりたいと思う気持ちを引き出す力があるのでしょう。そして長年料理をしていなくても、皮むき・切る・かき混ぜるといった動作は手が覚えているので認知症の人も料理活動に参加することができます。

脳と体を活性化

こちらのいきいきプログラムでは、歩くのが困難で移動の際ボランティアが手を取り支えている参加者がいました。料理療法を実施したその日、テーブルで料理を始めると驚くことに自ら立ち上がり野菜を炒め始めたのです。日本の施設でも料理を始めたら車椅子の人が自然に立ち上がり野菜を切り始めるようなことが何度もありました。料理はやりたい、おいしく作りたいという気持ちをかきたて、その結果立ち上がって材料を切ったりすることが身体能力の向上につながります。また手先を使うので脳の活性化にも役立ちます。

 

Therapeutic Cooking session: gyoza

 

日系ホームおよび新さくら荘に関する質問

よくあるご質問